突然、生ぬるい風が真っ黒な雲を運び、激しい雷雨に見舞われた……。

『山の天気は変わりやすいから……』

これまで危険な目に遭ったことない私が君の忠告を無視した結果……。

運良く近くの山小屋に逃げ込むも暖をとる手段がない。

『……ごめんね』

びしょ濡れの体を両手で抱き、君を想い、涙する……。