言の葉綴り

『お帰りなさい』
涙を流し、微笑んでくれた君を真っ直ぐに見つめることも愛おしく抱きしめることさえ出来なかった……。
どんなに立派な大義名分を掲げたとしても行ったのは殺戮(さつりく)だった……。
あの頃の純粋無垢に未来を見つめ、君を愛おしく想っていた俺はもう、いない……。