青春はナニイロだ?

題名には大体、青系統のワードが入っている。
よくあるのが、「青空」とか「サイダー」とか。
青系統じゃなくても、明らか青春系のワードが入っている。
と、そんなことをほざいている僕・(おぎ) (あお)
青春系小説をサイトに投稿していふ、クラスでとてもイタい奴だ。
そう、僕はガッツリ名前に青系が入っているし、青春系小説を投稿している。
つまりは、「青春系ニンゲン」ってこと。
ほとんどが青に包まれた僕の生活。
…だが、リアルまでそうとは限らない。

ここは教室。
厳密に言えば、教室の隅。つまり陰キャの溜まり場。
ネットでは小説家だが、実際の顔は陰の存在。
アオハルなんて名前だけである。

さて、急になるが仮の話をしよう。
世の中に、
【甘酸っぱい+素晴らしい友情=青すぎるアオハル】
という方程式があるとしよう。
これは僕は無縁。考えるのも無駄だ。
次に、陰キャの方程式がある。
【影が薄い+物静か=陰キャ】
これも僕に当てはまらない。別に影は薄くないし静かでもないからだ。
なら、僕にはどの方程式が当てはまるか。
そう問われれば、最後の方程式だといえる。
【アオハルらしさがある+陰キャ=青】
これはつまり、僕のために作られた方程式だ。
それは自信満々に言える言葉である。
なにかおかしいこの方程式だが、考えたら負けだ。
以上が僕の持論だ。
これを母に話したら、「勉強しろ」と突き放された。
というか、話を聞いていなかったに違いない。
全く笑える話だ。

と、僕は本当に笑っていた。
「なになに、荻ちゃんめっちゃ笑ってるじゃ〜ん☆」
「黙れ苑田(そのだ)
「どーせまた、そのジロンとやらを空想してるんでしょ」
「……」
「図星乙♪」
殴りたい。うん、ガチ目にコイツは殴り飛ばしたい。
苑田(そのだ) (このみ)。僕のダチである。
苑田はクラスのカースト上位に君臨する男で、なんで僕に構うのか不思議な奴。
「てゆーか、あの"水玉指紋(みずたましもん)さんが、こーんな陰キャだったとは」
「黙れ黙れ黙れ。殴り殺すぞ」
「何コイツこっっっわ」
はい、全然不思議じゃなくなりました。
水玉指紋(みずたましもん)。それは僕のペンネ。
僕が書く小説は、映画化とかされてる結構すごいもの。
まぁ、有名だ。
そんな僕、水玉指紋の1ファンが苑田。
出会ったその日に僕が水玉って特定されて今に至る。
「それで、苑田何用?」
「えっとねぇ、野暮用かな」
まさかの用があったとは。
いつもだったら「荻ちゃんに会いに来た♡」って抜かしてるのに。
「野暮用ってなんだ?」
「んとね、そろそろ文化祭でしょ」
「……そうだ、な」
やめろ。苑田、その目やめろ。ジトーッて。
別にそのホームルーム中寝てたわけ……ありますね。
「文化祭一緒に回ろーぜ」との誘いを受けたら丁重に断るのがオススメだ。
僕はそうした。
「ちょいちょい、別にいいだろ!?」
「ノー」
「ねぇ荻ちゃ…」
「ノーノー」
なんだよカップルかよ。あぁん??
ごめんなさい。情緒不安定ですね。
簡単に説明しますと、文化祭回るとかカップルがする行動。それを見るだけで非リアにはかなり辛いのに。
モテ男子(苑田)と回るって、僕ら非リアに対する侮辱行為なのでやりたくないんです。
「あー、非リアってことか…」
「なんかいったかモテ男子??」
「いえなんでもー?」
圧をかけると、流し目をした苑田。
わかっていても口に出さないのが礼儀だろうよ、全く。
僕は溜息をついた。