声を掛けようか躊躇していたオレの所に、いつものように大介が気怠そうな足取りで近付いて来る。そして、「ウエーイ」と挨拶をしてきた。正直なところ、まさか特別進学クラスとは思っていなかった。
さらに、大介の後ろを歩いて来た瑠架が人差し指でオレの肩を突付く。
「バカだと思ってたんでしょ?アタシ達、これでも中学のときは学校で10番以内に入ってたんだよ。神楽坂高校の校風が一番合ってそうだから選んできたんだよ」
「その通りだ。よくウニとかクリとか呼ばれていたが、偏差値は65くらいあったからな。まあ、成績が良くないと選択肢が限られてくるし、それに、やりたいようにやろうと思ったら、黙らせる手札が必要になるんだよ」
大介にまともなことを言われると、何か腹が立つ。
それから15分ほど過ぎた頃、ようやく担任らしき人物が入って来て、廊下に出席番号順に並ばされた。
新入生代表の挨拶は、ピンクブロンドのクラスメートだった。新入生の挨拶は代々入試の最上位者が行うことになっている。つまり、瑠架がトップ入学ということだ。何の緊張も見せず、いつものように笑みを浮かべる瑠架を見ると、何か腹が立つ。
入学式が終わると各教室に戻り、担任から高校生活についてのありきたりな説明が行われ、事務的な自己紹介によって初日は終了した。入学式ということもあり、外で保護者が待っている人も多いことから、親睦会を開こうなどということはなかった。
クラスメート達がバラバラと教室から出て行く中、オレは瑠架と大介に今後の予定を確認された。
「どっか行く?」
「歌って、マラカス振っちゃったりするか?」
「マラカス限定かよ!!っていうかさ、今日は美容院に行こうと思ってんだよな」
「病院!?顔が悪いのか?」
大介が失礼過ぎる。
「何しに行くの?アレだったら、アタシが行ってるとこ紹介しよっか?」
瑠架がピンクブロンドの髪を左右に揺らしながら問い掛けてくる。
「髪を青にしようかと思って」
瑠架の髪を確認したオレは、瑠架オススメの美容院に行くことにした。
3人で電車に乗り、町の中心部を目指す。瑠架行きつけの美容院は、ショッピングモールより少し先の商店街にあるらしく、手を引かれるようにして連れて行かれた。
いつもの床屋とは違うエレガントな雰囲気とキレイな女性スタッフにドキドキする。前もって瑠架に連絡をしてもらっていたからなのか、ほとんど待つこともなく椅子に座らされる。
「で、本当に青にするの?テレビではたまに目にするけど、実際に青髪の人なんて、鬼の美少女かズボラな女神くらいしかいないよ?いいの?」
『 はい、お願いします。 』 ・・・ 27 へ
『 いや、やっぱりやめます。 』 ・・・ 84 へ
さらに、大介の後ろを歩いて来た瑠架が人差し指でオレの肩を突付く。
「バカだと思ってたんでしょ?アタシ達、これでも中学のときは学校で10番以内に入ってたんだよ。神楽坂高校の校風が一番合ってそうだから選んできたんだよ」
「その通りだ。よくウニとかクリとか呼ばれていたが、偏差値は65くらいあったからな。まあ、成績が良くないと選択肢が限られてくるし、それに、やりたいようにやろうと思ったら、黙らせる手札が必要になるんだよ」
大介にまともなことを言われると、何か腹が立つ。
それから15分ほど過ぎた頃、ようやく担任らしき人物が入って来て、廊下に出席番号順に並ばされた。
新入生代表の挨拶は、ピンクブロンドのクラスメートだった。新入生の挨拶は代々入試の最上位者が行うことになっている。つまり、瑠架がトップ入学ということだ。何の緊張も見せず、いつものように笑みを浮かべる瑠架を見ると、何か腹が立つ。
入学式が終わると各教室に戻り、担任から高校生活についてのありきたりな説明が行われ、事務的な自己紹介によって初日は終了した。入学式ということもあり、外で保護者が待っている人も多いことから、親睦会を開こうなどということはなかった。
クラスメート達がバラバラと教室から出て行く中、オレは瑠架と大介に今後の予定を確認された。
「どっか行く?」
「歌って、マラカス振っちゃったりするか?」
「マラカス限定かよ!!っていうかさ、今日は美容院に行こうと思ってんだよな」
「病院!?顔が悪いのか?」
大介が失礼過ぎる。
「何しに行くの?アレだったら、アタシが行ってるとこ紹介しよっか?」
瑠架がピンクブロンドの髪を左右に揺らしながら問い掛けてくる。
「髪を青にしようかと思って」
瑠架の髪を確認したオレは、瑠架オススメの美容院に行くことにした。
3人で電車に乗り、町の中心部を目指す。瑠架行きつけの美容院は、ショッピングモールより少し先の商店街にあるらしく、手を引かれるようにして連れて行かれた。
いつもの床屋とは違うエレガントな雰囲気とキレイな女性スタッフにドキドキする。前もって瑠架に連絡をしてもらっていたからなのか、ほとんど待つこともなく椅子に座らされる。
「で、本当に青にするの?テレビではたまに目にするけど、実際に青髪の人なんて、鬼の美少女かズボラな女神くらいしかいないよ?いいの?」
『 はい、お願いします。 』 ・・・ 27 へ
『 いや、やっぱりやめます。 』 ・・・ 84 へ



