「よし、中央アリーナに行こうか」
鳴沢が去った後、左右にいる瑠架と大介に話し掛ける。
「いや、もう19時過ぎてるし、今日はもう帰ろうぜ」
「そうそう、それに、大和は勉強しなくちゃダメだよね。あれだけ煽っておいて負けたら、格好悪過ぎてネットで拡散されるよ?」
「余りにも正論でグウの音も出ない」
その日、帰宅するとすぐにジャージに着替えて近所をランニングした。もう一度バスケットボールをしようと思うと、どうしても体力面に不安がある。本格的に身体を動かすとか、もう1年近くした記憶がない。
ランニングから戻ると、倉庫の隅で空気が抜けて転がらなくなったボールに空気を入れる。突く度に手の平が汚れるレベルで埃まみれだったため、水洗いをして雑巾で磨く。やっと元の色になったボールを乾いた布で乾拭きし、ようやくドリブルを再開する。久し振りでも身体は覚えているもので、1年前と同じような音を立ててボールが跳ねる。楽しくなってしまい、結局2時間余りボールを触っていた。
翌日はボールをネットに入れて持ち運び、大介に渡した。外で使用していたゴム製ではあうが、練習で使う分には十分だ。受け取った大介は歓喜し、放課後になるとすぐに中央アリーナのコートに向かった。そこで、久し振りにバスケットボールを堪能する。
うん、楽しい。
練習メニューを考えれば、大介はもっと上手くなると思う。
シュートの感覚も意外と覚えているものだ。
よし、もっと練習しよう。
大会とかにもエントリーしないと。
あれ、何か忘れてるような気がするけど。
まあ、いいか―――――
END
鳴沢が去った後、左右にいる瑠架と大介に話し掛ける。
「いや、もう19時過ぎてるし、今日はもう帰ろうぜ」
「そうそう、それに、大和は勉強しなくちゃダメだよね。あれだけ煽っておいて負けたら、格好悪過ぎてネットで拡散されるよ?」
「余りにも正論でグウの音も出ない」
その日、帰宅するとすぐにジャージに着替えて近所をランニングした。もう一度バスケットボールをしようと思うと、どうしても体力面に不安がある。本格的に身体を動かすとか、もう1年近くした記憶がない。
ランニングから戻ると、倉庫の隅で空気が抜けて転がらなくなったボールに空気を入れる。突く度に手の平が汚れるレベルで埃まみれだったため、水洗いをして雑巾で磨く。やっと元の色になったボールを乾いた布で乾拭きし、ようやくドリブルを再開する。久し振りでも身体は覚えているもので、1年前と同じような音を立ててボールが跳ねる。楽しくなってしまい、結局2時間余りボールを触っていた。
翌日はボールをネットに入れて持ち運び、大介に渡した。外で使用していたゴム製ではあうが、練習で使う分には十分だ。受け取った大介は歓喜し、放課後になるとすぐに中央アリーナのコートに向かった。そこで、久し振りにバスケットボールを堪能する。
うん、楽しい。
練習メニューを考えれば、大介はもっと上手くなると思う。
シュートの感覚も意外と覚えているものだ。
よし、もっと練習しよう。
大会とかにもエントリーしないと。
あれ、何か忘れてるような気がするけど。
まあ、いいか―――――
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