SIDE:A / SIDE:B

「罰ゲーム? 何でそんなものが必要なんだ?」
 テレビの番組でもあるまいし、罰ゲームなんか必要だとは思えない。しかし、鳴沢としては退けない部分のようだ。
「はあ? 下校中に待ち伏せされて、人前で挑発されてるのはオレの方だぞ。オレからしてみれば、テスト勝負なんか受ける必要なんかないんだよ。それを、わざわざ受けてやるんだ。当然、負けたと時のペナルティは必要だろ。罰ゲームをしないなら断る。誰がどう考えてもオレが勝つのに、勝負なんかしても無意味だろ」

 鳴沢に反論されて言葉に詰まる。確かに、鳴沢に何のメリットもない。所詮、自己満足のために勝負を挑んでいるだけなのだ。
「まあ、普通はそうだよな。何のメリットもなければ、格下からのチャレンジを受ける必要はないな」
 鳴沢と一緒にいた男子生徒も同調する。
「切腹、とか?まあ、事件になっても困るから、南口の改札前で土下座してもらうのはどうだろう」
 もう1人の男子生徒も、笑いながら話しに加わってくる。
「で、どうなんだよ」
 鳴沢がニヤニヤと歪な笑みを浮かべ、再び確認していくる。

 すると、ずっと寝ていたはずの大介が立ち上がり、腕組みをして言い放った。
「そんなの当たり前だろ。勝負ごとに罰ゲームは必須だ。当然、受けて立つ!!」

 いや、勝負するのは大介じゃないだろ。

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