派手に登場した3人組を30分ほど眺めていたものの、特に修得しなければならないスキルは見当たらない。もうすっかりシートに落ち着いてしまい、動きも乏しくなっている。稀有な存在の3人ではあるものの、既に学ぶべきものが無くなったため、次の場所に移動する。移動と言っても、フードコートの横にあるゲームセンターだ。自分の中には、ゲームセンターにはウエーイ人が集るという先入観がある。
1人で占拠していた4人テーブルを放棄し、隣にある煩いスペースへと移動した。
利用者の人数を軽く凌駕するクレーンゲーム。アームの力が弱過ぎて、狙い通りの場所を掴んでも撫でるだけで終わる。オープンな少額タイプのオレオレ詐欺だ。「オレ取れるよ、オレ、オレ、狙って、狙って!!」って。絶対元が取れない悪魔のシステム。そんなクレーンゲームの間を通り抜け、派手なサウンドが鳴り響く場所に移動する。ウエーイ人はここにいると、センサーが告げてくる。
そこにはクレーンゲームのような地味なものではなく、アーケードタイプのダンスゲームが設置されていた。強大な画面に3メートルほどのステージが付け足されているような機体。正面の画面は足下のステージと連動していて、音楽とともに流れるてくるステップマークを自分の足でタイミング良く踏む、という感じだ。太鼓ゲームのダンス版といった方が想像しやすいかも知れない。
それにしても、これはハードルが高いゲームだと思う。ゲームのステージに上がった瞬間に注目を浴びることになるし、下手なプレイをすれば失笑される可能性が高い。実際、ゲームセンター全体には大勢の人がいるが、ダンスゲームをしている人はいない。
すると、そこにピンクブロンドの髪を靡かせながら、1人の美少女が現れた。派手な髪色とは違い幼さの残る顔から、同じ年くらいであることが分かる。彼女はゲームのステージに乗ると、軽く右足を踏み込んだ。
その瞬間、迫力があるサウンドが鳴り響く。同時に、そのステップに目を奪われた。リズミカルなステップは寸分狂わずマークを踏み抜き、場を盛り上げるようにスカートを翻しながら回転して見せる。歓声が上がり、軽く拍手まで起きた。少しずつ観客が増えている。彼女は単にマークを踏むだけではなく、上半身も使い、笑顔を見せて観客を煽る。圧倒的なパフォーマンス。曲が止まると同時に、大歓声と盛大な拍手が鳴り響いた。
「すごい・・・」
そう呟くしかできなかったオレの目の前で、ヒロインの友達、いや彼氏と思わしき男が「ウエーイ」と言って拳を突き出した。
『 やはりウエーイ人を目指さなくてはならない。2人に近付いて声を掛ける。 』 ・・・ 109 へ
『 これは無理だ。もっと別の方法を考えることにする。 』 ・・・ 36 へ
1人で占拠していた4人テーブルを放棄し、隣にある煩いスペースへと移動した。
利用者の人数を軽く凌駕するクレーンゲーム。アームの力が弱過ぎて、狙い通りの場所を掴んでも撫でるだけで終わる。オープンな少額タイプのオレオレ詐欺だ。「オレ取れるよ、オレ、オレ、狙って、狙って!!」って。絶対元が取れない悪魔のシステム。そんなクレーンゲームの間を通り抜け、派手なサウンドが鳴り響く場所に移動する。ウエーイ人はここにいると、センサーが告げてくる。
そこにはクレーンゲームのような地味なものではなく、アーケードタイプのダンスゲームが設置されていた。強大な画面に3メートルほどのステージが付け足されているような機体。正面の画面は足下のステージと連動していて、音楽とともに流れるてくるステップマークを自分の足でタイミング良く踏む、という感じだ。太鼓ゲームのダンス版といった方が想像しやすいかも知れない。
それにしても、これはハードルが高いゲームだと思う。ゲームのステージに上がった瞬間に注目を浴びることになるし、下手なプレイをすれば失笑される可能性が高い。実際、ゲームセンター全体には大勢の人がいるが、ダンスゲームをしている人はいない。
すると、そこにピンクブロンドの髪を靡かせながら、1人の美少女が現れた。派手な髪色とは違い幼さの残る顔から、同じ年くらいであることが分かる。彼女はゲームのステージに乗ると、軽く右足を踏み込んだ。
その瞬間、迫力があるサウンドが鳴り響く。同時に、そのステップに目を奪われた。リズミカルなステップは寸分狂わずマークを踏み抜き、場を盛り上げるようにスカートを翻しながら回転して見せる。歓声が上がり、軽く拍手まで起きた。少しずつ観客が増えている。彼女は単にマークを踏むだけではなく、上半身も使い、笑顔を見せて観客を煽る。圧倒的なパフォーマンス。曲が止まると同時に、大歓声と盛大な拍手が鳴り響いた。
「すごい・・・」
そう呟くしかできなかったオレの目の前で、ヒロインの友達、いや彼氏と思わしき男が「ウエーイ」と言って拳を突き出した。
『 やはりウエーイ人を目指さなくてはならない。2人に近付いて声を掛ける。 』 ・・・ 109 へ
『 これは無理だ。もっと別の方法を考えることにする。 』 ・・・ 36 へ



