背後から聞こえる嗚咽に、思わず足を止める。
振り向いて、駆け寄って、言葉を交わしたい。
だけど、それはできない。
もう、考えないと決めたから。選択肢を目の前にして、違う道を選んだ。もう二度と交わることがない平行線を進むことにしたんだ。そのことに後悔はない。実際に、毎日を楽しく過ごしている。瑠架と大介という仲間もできて、何にも問題なく高校生活を謳歌している。今さら、過去に囚われることもなければ、振り返る理由もない。
いつの間にか俯いていたことに気付き顔を上げる。
数メートル先で振り返る瑠架に笑顔を見せ、半身でこちらを見ている大介に対し両手でフレミングの法則を作る。そして2人が待つ場所まで移動して左右に声を掛けた。
「さてと、行こうか」
前を向いた瑠架は、心配そうな顔でオレの顔を覗き込む。大介は何も言わず、「カ、カ、カ」と笑っている。2人とも状況は察しているだろうが、何も言わない。各々が自身で選択してきた2人だからこそ、オレが決めたたことを尊重しているのだろう。もう、前だけを見て進んで行くことに決めた今となっては、過去の亡霊など邪魔でしかない。もし、除霊師がいるのであれば、お小遣いの範囲内て祓ってもらいたい。
もう、二度と会いたくはない、
もし出会ったとしても、次は完全にスルーする。 ・・・ 57 へ
振り向いて、駆け寄って、言葉を交わしたい。
だけど、それはできない。
もう、考えないと決めたから。選択肢を目の前にして、違う道を選んだ。もう二度と交わることがない平行線を進むことにしたんだ。そのことに後悔はない。実際に、毎日を楽しく過ごしている。瑠架と大介という仲間もできて、何にも問題なく高校生活を謳歌している。今さら、過去に囚われることもなければ、振り返る理由もない。
いつの間にか俯いていたことに気付き顔を上げる。
数メートル先で振り返る瑠架に笑顔を見せ、半身でこちらを見ている大介に対し両手でフレミングの法則を作る。そして2人が待つ場所まで移動して左右に声を掛けた。
「さてと、行こうか」
前を向いた瑠架は、心配そうな顔でオレの顔を覗き込む。大介は何も言わず、「カ、カ、カ」と笑っている。2人とも状況は察しているだろうが、何も言わない。各々が自身で選択してきた2人だからこそ、オレが決めたたことを尊重しているのだろう。もう、前だけを見て進んで行くことに決めた今となっては、過去の亡霊など邪魔でしかない。もし、除霊師がいるのであれば、お小遣いの範囲内て祓ってもらいたい。
もう、二度と会いたくはない、
もし出会ったとしても、次は完全にスルーする。 ・・・ 57 へ



