「まあ、オレはサバ男で間違いないなあ・・・でも、コバンザメじゃないからさあ、本人の了承もなく勝手にくっついてるなんてことはしないぜ」
その一言で、一瞬にして鳴沢の顔が真っ赤に変わる。
中学校の時、莉緒に相談されたオレが生活指導の教員に報告したのだ。当事者以外では一番内情に詳しい。その鳴沢の問題があり、登下校時に莉緒と同行することになったのだ。自宅も近所ではあるし、部活も一緒だったため迷惑ということもなく、むしろご褒美タイムだったくらいだ。
「・・・だから、どうした。オマエは皐月中央高校に落ちて、恥ずかしい白いブレザーの学校に行ったんだろ。もう、オマエと莉緒ちゃんは無関係なんだろ。オレは今でも莉緒ちゃんと同じ学校に通ってるし、部活も同じなんだぜ。それにさ、ウチのバスケ部は全国区だ。オマエのところのような弱小校とは違うんだよ!!」
我が神楽坂高校は特別進学クラスとスポーツ科以外、基本的にガラが良くない。そんな人達が大勢いる駅のホームで「恥ずかしい」などと、普通の神経であればとても口にできない。そのことに、鳴沢は気付いていないようだ。
「そうか、そうか、鳴沢君は、当然、1年からレギュラーなんだろうね。本当にスゴイなあ」
「やっぱ、白い制服だけあって、脳ミソが豆腐でできてるのか?全国区の強豪校で、1年生からレギュラーなんてある訳ないだろ。そんなことも分からないのか。弱小校とは違うんだよ。全員で10人くらいしかいない学校じゃないんだよ1年生から3年制までで50人以上いるんだ。当然、1年生だけならレギュラー間違いないけどな」
そんなハッタリが、同じ部活のメンバーだったオレに通用するはずがないのに。
「へえ、それじゃあ、新人戦見に行くから、どこであるのか教えてくれないか?当然、スタートからフルで出場するんだろ。楽しみだなあ。普通に県大会くらいは楽勝で優勝するんだろうなあ。鳴沢君は県の選抜選手にもなるんだろうなあ。スゴイなあ」
目に見えて狼狽する鳴沢。それでも、口撃を止める気はないらしい。
「まあ、ウチの1年生は全員優秀だしな。当然、優勝すると思う。それに、オレは秘密兵器だから、全国大会までは温存するって監督が言ってたなあ・・・そ、それにしても、オマエの両サイドにいるヤツラは何だよ。ピンクに赤?バカっぽい連中とつるんでいるとか、落ちぶれたもんだなあ。青に赤に、ピンクが黄色だったら信号機の完成だなあ。ギャハハハハハッ」
反論に詰まった鳴沢はオレの両側に立つ2人に視線を送って笑った。
『 愛想笑いを浮かべる。 』 ・・・ 49 へ
『 足を踏み出して胸ぐらを掴む。 』 ・・・ 20 へ
その一言で、一瞬にして鳴沢の顔が真っ赤に変わる。
中学校の時、莉緒に相談されたオレが生活指導の教員に報告したのだ。当事者以外では一番内情に詳しい。その鳴沢の問題があり、登下校時に莉緒と同行することになったのだ。自宅も近所ではあるし、部活も一緒だったため迷惑ということもなく、むしろご褒美タイムだったくらいだ。
「・・・だから、どうした。オマエは皐月中央高校に落ちて、恥ずかしい白いブレザーの学校に行ったんだろ。もう、オマエと莉緒ちゃんは無関係なんだろ。オレは今でも莉緒ちゃんと同じ学校に通ってるし、部活も同じなんだぜ。それにさ、ウチのバスケ部は全国区だ。オマエのところのような弱小校とは違うんだよ!!」
我が神楽坂高校は特別進学クラスとスポーツ科以外、基本的にガラが良くない。そんな人達が大勢いる駅のホームで「恥ずかしい」などと、普通の神経であればとても口にできない。そのことに、鳴沢は気付いていないようだ。
「そうか、そうか、鳴沢君は、当然、1年からレギュラーなんだろうね。本当にスゴイなあ」
「やっぱ、白い制服だけあって、脳ミソが豆腐でできてるのか?全国区の強豪校で、1年生からレギュラーなんてある訳ないだろ。そんなことも分からないのか。弱小校とは違うんだよ。全員で10人くらいしかいない学校じゃないんだよ1年生から3年制までで50人以上いるんだ。当然、1年生だけならレギュラー間違いないけどな」
そんなハッタリが、同じ部活のメンバーだったオレに通用するはずがないのに。
「へえ、それじゃあ、新人戦見に行くから、どこであるのか教えてくれないか?当然、スタートからフルで出場するんだろ。楽しみだなあ。普通に県大会くらいは楽勝で優勝するんだろうなあ。鳴沢君は県の選抜選手にもなるんだろうなあ。スゴイなあ」
目に見えて狼狽する鳴沢。それでも、口撃を止める気はないらしい。
「まあ、ウチの1年生は全員優秀だしな。当然、優勝すると思う。それに、オレは秘密兵器だから、全国大会までは温存するって監督が言ってたなあ・・・そ、それにしても、オマエの両サイドにいるヤツラは何だよ。ピンクに赤?バカっぽい連中とつるんでいるとか、落ちぶれたもんだなあ。青に赤に、ピンクが黄色だったら信号機の完成だなあ。ギャハハハハハッ」
反論に詰まった鳴沢はオレの両側に立つ2人に視線を送って笑った。
『 愛想笑いを浮かべる。 』 ・・・ 49 へ
『 足を踏み出して胸ぐらを掴む。 』 ・・・ 20 へ



