これでは、さすがに無理だ。勝てるはずがない。莉緒とは仲直りてしまったし、もう試合をする理由がない。最悪の場合、試合を放棄してしまっても構わない。そんなことを考えながら、もう一度2人の姿を視界に収める。楽しそうに、でも、少しでも上達できるようにと真剣に取り組んでいる。
―――――誰のために?
ごめん。
負けて良いなんてことは絶対にない。
勝つために、できる限りのことをしなければならない。
「ちょっと、2人とも集合!!」
2人で練習していた瑠架と大介を呼び寄せる。
「ぶっちゃけ、3日や4日の練習で対等に戦える可能性はゼロだ。仮に1ヵ月必死で練習しても、1本もシュートが決れば良い方だと思う。まあ、確かにアイツは大して上手くない。それでも3年以上は練習してきた訳だし、素人とは全然レベルが違う」
「マジかあ・・・悔しいけど、でもまあ、そりゃそうだよなあ」
ドリブルをしながら頭を掻く大介。
「でも、一泡吹かせることはできる。そこでだ、これからオープニング限定の必殺技を伝授するぞ」
2人の顔を交互に覗き込み、不敵な笑みを浮かべる。そして、その方法について説明をした。
大介頼りの方法ではあるが、十分に可能性はある。ただ、仮に成功したとしても2得点にしかならない。残りは3点。3ポイントシュートなら1本で良いが、通常のシュートだと2本必要になる。本数ではなく得点での勝負というルール設定は絶妙と言える。
・・・ 23 へ
―――――誰のために?
ごめん。
負けて良いなんてことは絶対にない。
勝つために、できる限りのことをしなければならない。
「ちょっと、2人とも集合!!」
2人で練習していた瑠架と大介を呼び寄せる。
「ぶっちゃけ、3日や4日の練習で対等に戦える可能性はゼロだ。仮に1ヵ月必死で練習しても、1本もシュートが決れば良い方だと思う。まあ、確かにアイツは大して上手くない。それでも3年以上は練習してきた訳だし、素人とは全然レベルが違う」
「マジかあ・・・悔しいけど、でもまあ、そりゃそうだよなあ」
ドリブルをしながら頭を掻く大介。
「でも、一泡吹かせることはできる。そこでだ、これからオープニング限定の必殺技を伝授するぞ」
2人の顔を交互に覗き込み、不敵な笑みを浮かべる。そして、その方法について説明をした。
大介頼りの方法ではあるが、十分に可能性はある。ただ、仮に成功したとしても2得点にしかならない。残りは3点。3ポイントシュートなら1本で良いが、通常のシュートだと2本必要になる。本数ではなく得点での勝負というルール設定は絶妙と言える。
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