ピンクブロンドに髪を振り乱し、2曲目も軽快なステップでとダンスで周囲を魅了していく。身体を揺らしながら手拍子をする人達。観衆が拍手と歓声で称える。自分もその一員になりたいと思って魅入っていると、いつの間にか最前列まで移動していた。そして、無意識のうちに2人と拳を合わせた。
「「ウエーイ!!」」
「ウエーイ!!」
当たり前のように3人でグータッチ。余りにも自然であったため最初は雰囲気に流されていたものの、赤髪をツンツンに立たせた男が異変に気が付いた。
「アンタ、誰?」
「「え?」」
2人がコチラを見て固まる。当然の反応だ。全く知らない人間が、いつの間にか紛れ込んでいたのだから。
無意識のうちに「ウエーイ」に参加していた理由を適当に説明し、どうにか納得させることに成功した。
「つまり、アタシのダンスが凄過ぎて、仲間になりたくてグータッチしてしまったと。その気持ち分かる、分かるよ!!」
ピンクブロンドの女の子が、ウンウンと首を縦に振っている。
「まあ、気持ちは分からないでもない。それに、一緒に盛り上がるヤツは2人より3人、3人より10人だからな。よし、仲間として認めてやろう!!腕出せ、×マーク書くからよ」
どこから取り出したのか、太い油性マジックを手に笑みを浮かべるツンツン男。諦めて×マークを書かれた後、自己紹介をすることになった。
ピンクブロンドの女の子は川合 瑠架。
赤髪のツンツン男のは向井 大介。
驚いたことに、2人とも4月から神楽坂高校に進学するらしい。本物の同級生だった。2人は小学校から同じご近所同士で、特別な感情は一切無い所謂「腐れ縁」とのこと。特別な感情は一切無い、という点を除けば身近にもあった話だ。
その後、親交を深めるためにフードコートに移動し、コップ1杯のシェイクで日が暮れるまで馬鹿な話しを続けた。別れ際に連絡先を交換し、春休みの間にまた遊ぶ約束をしてグータッチで別れた。
その帰り道、見知った後姿を見掛けた。
当然のように、誰なのかはすぐに分かった。
たぶん、1キロ先からでも見分けることができる。
儀式を通過した今の自分には、もう無関係な人だ。
ウエーイ。
今の自分はコチラ側の人間だ。
目を閉じると左右に揺れる50円玉が浮かぶ。
ウエーイ。
『 駆け寄って声を掛ける。 』 ・・・ 69 へ
『 気付かれないように遠回りして帰宅する。 』 ・・・ 101 へ
「「ウエーイ!!」」
「ウエーイ!!」
当たり前のように3人でグータッチ。余りにも自然であったため最初は雰囲気に流されていたものの、赤髪をツンツンに立たせた男が異変に気が付いた。
「アンタ、誰?」
「「え?」」
2人がコチラを見て固まる。当然の反応だ。全く知らない人間が、いつの間にか紛れ込んでいたのだから。
無意識のうちに「ウエーイ」に参加していた理由を適当に説明し、どうにか納得させることに成功した。
「つまり、アタシのダンスが凄過ぎて、仲間になりたくてグータッチしてしまったと。その気持ち分かる、分かるよ!!」
ピンクブロンドの女の子が、ウンウンと首を縦に振っている。
「まあ、気持ちは分からないでもない。それに、一緒に盛り上がるヤツは2人より3人、3人より10人だからな。よし、仲間として認めてやろう!!腕出せ、×マーク書くからよ」
どこから取り出したのか、太い油性マジックを手に笑みを浮かべるツンツン男。諦めて×マークを書かれた後、自己紹介をすることになった。
ピンクブロンドの女の子は川合 瑠架。
赤髪のツンツン男のは向井 大介。
驚いたことに、2人とも4月から神楽坂高校に進学するらしい。本物の同級生だった。2人は小学校から同じご近所同士で、特別な感情は一切無い所謂「腐れ縁」とのこと。特別な感情は一切無い、という点を除けば身近にもあった話だ。
その後、親交を深めるためにフードコートに移動し、コップ1杯のシェイクで日が暮れるまで馬鹿な話しを続けた。別れ際に連絡先を交換し、春休みの間にまた遊ぶ約束をしてグータッチで別れた。
その帰り道、見知った後姿を見掛けた。
当然のように、誰なのかはすぐに分かった。
たぶん、1キロ先からでも見分けることができる。
儀式を通過した今の自分には、もう無関係な人だ。
ウエーイ。
今の自分はコチラ側の人間だ。
目を閉じると左右に揺れる50円玉が浮かぶ。
ウエーイ。
『 駆け寄って声を掛ける。 』 ・・・ 69 へ
『 気付かれないように遠回りして帰宅する。 』 ・・・ 101 へ



