「葉月は、なにかやりたいことないの?」
『やりたいこと、か……』
特にない、なぁー。
「行きたいところがあるなら、ついていくけど……」
『……ない、なぁー』
ない。
本当にない。
そもそも、俺は自殺だ。
この世に未練なんてない。
「それじゃあ困るんだけど……。はあー。琉偉のときは、もっとやりたいこととか行きたいところとかいっぱいあって、楽だったのに」
なんか、申し訳ない。
「どうする?遊園地でも行く?」
『遊園地とか、修学旅行以来かも』
「え、そうなの?うち、めっちゃ行くけど」
『……俺は、あんまり行ってない。他の家族はよくいってたけど』
……あ、ヤバい。
言っちゃった。
どうしよう。
「え、っと、どういうこと?葉月だけ、行ってない、ってこと?」
『まあ、そんな感じ。……ほら!中学の途中から勉強に力入れてたからさ、あんまり遊びに行ってなくて……。誘われても、断ってたんだよね』
「……井塚とか誠くんとは遊びに行ってたのに?」
『うっ……。なんで知ってるの?』
「伊紗ちゃんと実来と好歌ちゃんと松澤さんと那々ちゃんと映画観に行った時に見た」
う、バレてた……。
『知っ、てたん、だ……』
「まあね。……それで、どうする?遊園地行く?お金ならあるけど」
『じゃあ、そうしようかな』
「決まりね!いつ行く?次の土曜日とかにする?お母さんには友達と行くって言うけど……」
『いいよ』
「じゃ、また明日ね」
『え、明日⁉︎』
「そう、だけど……。どうせ暇でしょ?なら、少しでも遊びに行こうよ!……ほら、私、明日は行くとこあるしさー」
『まあ、確かに、暇、だけど……』
「明日、朝の9時に、遠宮志羽原駅集合ね!」
ちょっと強引だな……。
意外だった。
雪宮って、もっと優しいイメージがあった。
優しくて、自分の意見が言えないような人。
そういうイメージ。
「……葉月?いいよね?」
『え、あ、うん』
「じゃあね!」
東常盤公園で別れる。
俺の家は、東常盤公園の西側で、雪宮の家は、東側。
『また、ね……』
……雪宮、明日、どこに行くんだろう?
聞いておけば良かった。
いや、でも、「秘密!」とか言われそうだな。
『やりたいこと、か……』
特にない、なぁー。
「行きたいところがあるなら、ついていくけど……」
『……ない、なぁー』
ない。
本当にない。
そもそも、俺は自殺だ。
この世に未練なんてない。
「それじゃあ困るんだけど……。はあー。琉偉のときは、もっとやりたいこととか行きたいところとかいっぱいあって、楽だったのに」
なんか、申し訳ない。
「どうする?遊園地でも行く?」
『遊園地とか、修学旅行以来かも』
「え、そうなの?うち、めっちゃ行くけど」
『……俺は、あんまり行ってない。他の家族はよくいってたけど』
……あ、ヤバい。
言っちゃった。
どうしよう。
「え、っと、どういうこと?葉月だけ、行ってない、ってこと?」
『まあ、そんな感じ。……ほら!中学の途中から勉強に力入れてたからさ、あんまり遊びに行ってなくて……。誘われても、断ってたんだよね』
「……井塚とか誠くんとは遊びに行ってたのに?」
『うっ……。なんで知ってるの?』
「伊紗ちゃんと実来と好歌ちゃんと松澤さんと那々ちゃんと映画観に行った時に見た」
う、バレてた……。
『知っ、てたん、だ……』
「まあね。……それで、どうする?遊園地行く?お金ならあるけど」
『じゃあ、そうしようかな』
「決まりね!いつ行く?次の土曜日とかにする?お母さんには友達と行くって言うけど……」
『いいよ』
「じゃ、また明日ね」
『え、明日⁉︎』
「そう、だけど……。どうせ暇でしょ?なら、少しでも遊びに行こうよ!……ほら、私、明日は行くとこあるしさー」
『まあ、確かに、暇、だけど……』
「明日、朝の9時に、遠宮志羽原駅集合ね!」
ちょっと強引だな……。
意外だった。
雪宮って、もっと優しいイメージがあった。
優しくて、自分の意見が言えないような人。
そういうイメージ。
「……葉月?いいよね?」
『え、あ、うん』
「じゃあね!」
東常盤公園で別れる。
俺の家は、東常盤公園の西側で、雪宮の家は、東側。
『また、ね……』
……雪宮、明日、どこに行くんだろう?
聞いておけば良かった。
いや、でも、「秘密!」とか言われそうだな。



