君に伝えたい”好き”がある


涼しくなる気配の無い部活終わりの帰り道。
気休め程度に吹く湿った風の中に
知っているせっけんの香りを見つけ期待が膨らむ。
辿(たど)り、進んだ先。
木陰のベンチにはバスを待つ君の背中。
怒るかな?
怒るだろうな。
気づかれないようにそっと歩み寄り
買ったばかりの冷たいペットボトルを白い首筋へ当ててみる。


『当然、後で怒られた』

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