君に伝えたい”好き”がある


予備校の夏期講習で唯一同じ高校の僕と彼女。
才能なんて無い自分には余裕がない事も
時間が限られている事も分かっている。
でも、絶対に無駄じゃない。
一生に一度しかない夏だから。
授業が終わり聞こえ始めた夜空で咲く大輪の破裂音に背中を押され
気合を入れて彼女の席へと向かう。
「帰りに僕と――!」


『花火を見に行きませんか?』

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