君に伝えたい”好き”がある


茹だるような帰り道。
「風気持ちい〜!」
後ろから聞こえてきた声だけでドキっとした。
友達と笑いながら自転車を漕ぐ君が
のんびり歩く私の横を通り抜けていく。
言葉を交わした訳でも目が合った訳でもないけれど。
微かな君の残り香と小さくなる背中だけで
こんなに幸せな気持ちになるのはきっと
君が私の、


『好きな人、だから』

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