君に伝えたい”好き”がある


高校生活最初の夏はまだもっと先だと思っていた。
急に気温が上がった週明けの朝、
教室に入って、自席のひとつ手前で足が止まる。
先週まで長袖だった彼女の制服シャツが半袖になっていた。
バクン、と心臓が跳ねる。
「あ、おはよ~」
飛んでくるいつも通りの笑顔。
「おは、よう」
僕の体温が一度上がった。


『思ってたより早く来た夏』

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