朝が苦手だった彼女は同棲を始めてから早起きになった。 アラームの鳴る五分前 もそもそと動き始めてちょんと僕の寝癖をつつく。 君はまだ知らないでしょ? こっそり先に起きた僕が 気持ちよさそうな愛しいその寝顔を楽しんでいることを。 そっとその額にする口付けを。 当分教えてあげるつもりは無いけどね。 『早起きの幸せ~side 彼氏〜』 ===============