初雪が降った。 自分から手放したくせに 彼の熱が隣にない事がこんなにも寂しい。 もう遅いかもしれない、彼も変わっているかもしれない。 それでも。 上手い言い訳も持たず遅れ始めた電車に駆け込む仕事終わり。 行先はあの雪の日の公園。 もし許されるならもう一度。 貴方の手を取れたらどんなにいいだろう。 『六花に想いは募る』 ===============