オフィスの窓際でキーを叩く手を止め顔を上げると、 窓の外では昼過ぎから降り出した雪が積り始めていた。 こんな日は思い出してしまう。 初雪にはしゃいでたあの頃の君を。 肩を寄せ合い図書館で広げたノートは 一人きりで叩く仕事場のPCに変わった。 変われないのは僕の心だけ。 ねぇ、君は今どうしてる? 『六花に想いを馳せる』 ===============