たぶん両想いの彼と行った花火大会。 あとはただ『好き』と一言伝えるだけなのに お互い口から出てくるのは他愛のない話ばかり。 帰り際、じゃあねと手を振り彼に背を向けると 不意に腕を引かれ一瞬だけ唇が重なった。 「好き! また明日!」 それだけ言って走り去る彼。 不器用なかっこよさがひたすら愛しい。 『明日、どんな顔で会おう』 ===============