蝉が鳴く委員会終わりの帰り道。 隣には隣のクラスの男の子。 「一緒に帰ろう」と誘われそのままついて来ちゃったけど どうしよう。 二人きりなんて初めてで どきどきしているだけであっという間に駅前へ着いてしまった。 もう少し――と思った時、彼が足を止めて言う。 「もう少し、僕と寄り道しませんか?」 『この気持ちは』 ===============