ミモザの花束を添えて彼女とティータイム。 満面の笑みでケーキを頬張る君が他の何よりも愛しく思えた。 「フォーク、貸して?」 怪訝な顔をする彼女から受け取ったフォークで 黄色いふわふわを掬い上げる。 「はい、あ〜ん」 僕の自己満足だけど、今日も伝えずには居られない。 「大好き。いつもありがとね」 『ふとした瞬間の愛しさは隠しておくには特別すぎて』 ===============