昼下がりの授業中。
何人もウトウトしているけれど
僕は後ろの君が気になって眠気なんて感じている暇がない。
君の視線は黒板に向いてる?
それとも睡魔に負けて瞼が落ちてたりして?
僕を見てくれてたら
なんて思うのは欲張りすぎかな。
気を紛らわせたくて動かしていた手は
無駄に細かくノートを取っていた。


『背中越しのキミ』

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