教室に眠たい空気が満ちる昼下がりの授業中。
一つ前の席に座る君の顔は黒板とノートを行ったり来たり。
手元は忙しく動きっぱなし。
私も見習おうとしたけれど
結局視線は君の背中に向いてしまって。
襟足からのぞくうなじがかっこいいな、なんて思ったりして。
偶然でもいいから、振り向いてくれないかな。


『キミの背中』

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