「ここがガロンさんの言っていた洞窟か」
ノエルと共に岩山を超えると、そこには大きな入り口の洞窟があった。入り口付近は日の光が入っているので見えるが、少し奥の方は真っ暗で何があるのか分からない。
一体、中はどんなふうになっているんだろうか。
俺は隣にいるノエルをちらっと見る。
「ノエル。ノエルは前に洞窟に来たことあるんだよな? そのとき、オウライト鉱石を見たか?」
ノエルは俺の言葉に首を横に振って、俺を見上げる。
「いいや、父さんときたときはそんな鉱石は見なかった。まぁ、そんなに奥の方まで行かなかったっていうのもあるけどさ」
「なるほどな。入ればすぐに見つかるものじゃないってことか」
俺はガロンから借りてきたオウライト鉱石を取り出して、ふむと考える。
何も考えずにこのまま洞窟に入っていったら、オウライト鉱石を中々見つけることができず、ただ時間を無駄にするだけで終わる可能性がある。
せっかく便利スキルのスキル『おっさん』があるのなら、そのスキルを使ってなんとか楽にこの依頼を終えたいものだが……。
鉱石を見つけるのが上手そうなおっさんっていうと、やっぱりあの職業のおっさんかな?
俺がとあるおっさんを頭に思い浮かべて、スキル『おっさん』を使うと、次の言葉が頭の中に直接聞こえてきた。
『おっさんスキル発動:おっさん採掘家』
すると、採掘家の知識が頭に一気に流れ込んできて、気づけば俺は近くにあった洞窟の岩をつるはしで叩いていた。
カツ―ン、カツ―ン。
ノエルは突然俺が洞窟の入り口付近の岩をつるはしで叩いているのを見て、目をぱちぱちとさせていた。
「おっさん? 急に何してんだ?」
ノエルが不思議そうに聞いてきたので、俺はつるはしで岩を叩きながら口を開く。
「入り口にある石と、オウライト鉱石で成分がどのくらい違うか確認してるんだ」
俺はぼろっと崩れた岩を手に取って、その断面をじっと見つめる。すると、その断面を見ただけで、その岩に含まれている成分と鉱石に含まれている成分などが頭にスッと入ってきた。
「ふむ、なるほどな。ノエル、採掘をしながら進んでいくぞ。少し地味ではあるが、下手に色々歩きまわるよりもこっちの方が効率がいい」
「え、そんな方法でオウライト鉱石がどこにあるのか分かるのか?」
「任せておけ。俺にはスキル『おっさん』があるからな」
俺がそう言うと、ノエルは『おおっ』と驚く声を漏らした。
普通の冒険者がどうやって鉱石を見つけるのは分からないが、こんな方法で鉱石を見つけようとする冒険者は俺以外にはいないだろう。
「あとは、魔物の気配を分かるようにしないとだから、おっさん探検家の力も使っておくか」
俺はそう考えて、スキル『おっさん』を使って、おっさん探検家の力を想像する。
『おっさんスキル発動:おっさん採掘家×おっさん探検家』
そんな声が頭に流れてきて、俺は口元を緩める。
魔物との遭遇はおっさん探検家に、鉱石がある場所を突き止めるのはおっさん採掘家の力を使って見つけることができる。
きっと、今の俺はどんな冒険者よりも安全に鉱石を見つける力に秀でているはずだ。
「本当に、何でもありなスキルだな」
俺はそんな独り言を呟いて、ノエルを連れてオウライト鉱石を探しに洞窟の奥へと進んでいった。
ノエルと共に岩山を超えると、そこには大きな入り口の洞窟があった。入り口付近は日の光が入っているので見えるが、少し奥の方は真っ暗で何があるのか分からない。
一体、中はどんなふうになっているんだろうか。
俺は隣にいるノエルをちらっと見る。
「ノエル。ノエルは前に洞窟に来たことあるんだよな? そのとき、オウライト鉱石を見たか?」
ノエルは俺の言葉に首を横に振って、俺を見上げる。
「いいや、父さんときたときはそんな鉱石は見なかった。まぁ、そんなに奥の方まで行かなかったっていうのもあるけどさ」
「なるほどな。入ればすぐに見つかるものじゃないってことか」
俺はガロンから借りてきたオウライト鉱石を取り出して、ふむと考える。
何も考えずにこのまま洞窟に入っていったら、オウライト鉱石を中々見つけることができず、ただ時間を無駄にするだけで終わる可能性がある。
せっかく便利スキルのスキル『おっさん』があるのなら、そのスキルを使ってなんとか楽にこの依頼を終えたいものだが……。
鉱石を見つけるのが上手そうなおっさんっていうと、やっぱりあの職業のおっさんかな?
俺がとあるおっさんを頭に思い浮かべて、スキル『おっさん』を使うと、次の言葉が頭の中に直接聞こえてきた。
『おっさんスキル発動:おっさん採掘家』
すると、採掘家の知識が頭に一気に流れ込んできて、気づけば俺は近くにあった洞窟の岩をつるはしで叩いていた。
カツ―ン、カツ―ン。
ノエルは突然俺が洞窟の入り口付近の岩をつるはしで叩いているのを見て、目をぱちぱちとさせていた。
「おっさん? 急に何してんだ?」
ノエルが不思議そうに聞いてきたので、俺はつるはしで岩を叩きながら口を開く。
「入り口にある石と、オウライト鉱石で成分がどのくらい違うか確認してるんだ」
俺はぼろっと崩れた岩を手に取って、その断面をじっと見つめる。すると、その断面を見ただけで、その岩に含まれている成分と鉱石に含まれている成分などが頭にスッと入ってきた。
「ふむ、なるほどな。ノエル、採掘をしながら進んでいくぞ。少し地味ではあるが、下手に色々歩きまわるよりもこっちの方が効率がいい」
「え、そんな方法でオウライト鉱石がどこにあるのか分かるのか?」
「任せておけ。俺にはスキル『おっさん』があるからな」
俺がそう言うと、ノエルは『おおっ』と驚く声を漏らした。
普通の冒険者がどうやって鉱石を見つけるのは分からないが、こんな方法で鉱石を見つけようとする冒険者は俺以外にはいないだろう。
「あとは、魔物の気配を分かるようにしないとだから、おっさん探検家の力も使っておくか」
俺はそう考えて、スキル『おっさん』を使って、おっさん探検家の力を想像する。
『おっさんスキル発動:おっさん採掘家×おっさん探検家』
そんな声が頭に流れてきて、俺は口元を緩める。
魔物との遭遇はおっさん探検家に、鉱石がある場所を突き止めるのはおっさん採掘家の力を使って見つけることができる。
きっと、今の俺はどんな冒険者よりも安全に鉱石を見つける力に秀でているはずだ。
「本当に、何でもありなスキルだな」
俺はそんな独り言を呟いて、ノエルを連れてオウライト鉱石を探しに洞窟の奥へと進んでいった。



