入学式から、二日目、大輝たちのクラスに、転校生がやってきた。



「はじめまして、今度、春海高校に転校してきました、更科 はるかです。よろしくお願いますします。」

はるかは、そういって、ペコっと頭を下げた。



クラスメイトの雄大が、涼介に言った。

「おい、更科 はるかって元KGBのアイドルじゃないか?」

大輝「そ、そうか?」



雄大は、

「俺、ファンだったから、間違いない。」



そういえば、外見が、違う。ミニスカートだ。

ちなみに、ここの高校は、服装は、自由。個性を発揮できる子が、優れている。



大輝「けど、タイプじゃねえ。」

嘘だった。大嘘だ。好みだ。

しかし、後ろの2人に警戒していた。



振り向くのも、怖い。学習能力も、ついてきた。



すると、あすか「本当に、タイプじゃないの?可愛いじゃない?先生も美人で、恵まれてるわねえ。」



「罠だ、コイツは、すぐに、俺を引っ掛ける」と

大輝は、こころの中で、つぶやいてみた。



ここはひとつ、我慢だ。アタックすべきは、時を選べだ。大輝は、ひとつ大人になった。



放課後、大輝は、はるかと一緒にいた。いつもの2人は、体育館の倉庫にいたので、そのことを、知らなかった。



「はるか、今日、俺ん家来ない!いろいろ、この町のこと、教えてあげるよ。」



大輝「ごめんなさい、今日は、用事があるの。また、今度誘ってね。」



大輝は、振られた。そりゃ、しょうがない。アイドルだもの。男は、星の数だけある。