「で?具体的にお前らは何をしに来たんだ?」
「最初に言ったでしょう。私達はここ、「G.H.O.S.T.」の国家霊研究部隊に所属している研究院生です」
「研究院生なら、まだ学生じゃねぇか」
はっ、と緋華を小馬鹿にしたような目を向けてくる冬馬に彼女も彼女で止まらない。
「はい。最近、霊や物怪を宿す貴方達についての研究をしても行き詰まってばかりで……。
そんな時今回のお話を葉飛先輩に頂いたんです」
バチバチと言う音が飛び交う緋華と冬馬の間を、悪いとは思いつつ、竪海が縫って入ると、彼らの言い争いは止まった。
「葉飛様にはこれまでも研究で行き詰まった俺達を色々と助けて貰っていた。
だから、我々にしか任せられないと言う特殊な任務に応じることにしたのだ」
「……そういや、その任務って具体的になんなんだ……?」
そう冬馬が竪海に問いかけたことで、例の特殊な任務の話が始まった。
任務名は「過去の残響」
まだ情報は不確かだが、近い未来に一つの影が落とされる。
それは、霊による災害規模の人的被害を伴う霊災害。
この、日本全域にUNMEASURABLEの霊がばら撒かれる。
そもそもの話だが、霊にも階級と言うものが存在する。
下級、中級、上級。
ここまでは現実的に、「G.H.O.S.T.」で応戦できる級位。
でも、そのさらに上ももちろんある。
DISASTERとUNMEASURABLEだ。
そして、今回近い未来に現れるとされる霊の階級がUNMEASURABLE。
まだ情報も不確かなまま。
本当に起こりうるのかもわからない今の状況で、彼らは何をしに、この本部へとやって来たのだろう。
「って……その情報、まだ不確かなんだろ?
ならお前らは何しに来たんだよ」
「?まだ分からないんですか?
私は研究院生、貴方は物怪を身体に宿す寄生体の系扱統。
なら、我々がやるべき事は一つですよね?」
「あ、貴方で研究させて頂きます……!」
「最初に言ったでしょう。私達はここ、「G.H.O.S.T.」の国家霊研究部隊に所属している研究院生です」
「研究院生なら、まだ学生じゃねぇか」
はっ、と緋華を小馬鹿にしたような目を向けてくる冬馬に彼女も彼女で止まらない。
「はい。最近、霊や物怪を宿す貴方達についての研究をしても行き詰まってばかりで……。
そんな時今回のお話を葉飛先輩に頂いたんです」
バチバチと言う音が飛び交う緋華と冬馬の間を、悪いとは思いつつ、竪海が縫って入ると、彼らの言い争いは止まった。
「葉飛様にはこれまでも研究で行き詰まった俺達を色々と助けて貰っていた。
だから、我々にしか任せられないと言う特殊な任務に応じることにしたのだ」
「……そういや、その任務って具体的になんなんだ……?」
そう冬馬が竪海に問いかけたことで、例の特殊な任務の話が始まった。
任務名は「過去の残響」
まだ情報は不確かだが、近い未来に一つの影が落とされる。
それは、霊による災害規模の人的被害を伴う霊災害。
この、日本全域にUNMEASURABLEの霊がばら撒かれる。
そもそもの話だが、霊にも階級と言うものが存在する。
下級、中級、上級。
ここまでは現実的に、「G.H.O.S.T.」で応戦できる級位。
でも、そのさらに上ももちろんある。
DISASTERとUNMEASURABLEだ。
そして、今回近い未来に現れるとされる霊の階級がUNMEASURABLE。
まだ情報も不確かなまま。
本当に起こりうるのかもわからない今の状況で、彼らは何をしに、この本部へとやって来たのだろう。
「って……その情報、まだ不確かなんだろ?
ならお前らは何しに来たんだよ」
「?まだ分からないんですか?
私は研究院生、貴方は物怪を身体に宿す寄生体の系扱統。
なら、我々がやるべき事は一つですよね?」
「あ、貴方で研究させて頂きます……!」
