目が覚めたら、婚約者も家族も私の存在を忘れていた

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総合12位(2025/10/09)

青春・恋愛6位(2025/10/08)

恋愛5位(2025/10/16)

青春・恋愛

目が覚めたら、婚約者も家族も私の存在を忘れていた
作品番号
1762306
最終更新
2025/10/03
総文字数
11,504
ページ数
1ページ
ステータス
完結
いいね数
162
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青春・恋愛6位(2025/10/08)

恋愛5位(2025/10/16)

朝、目を開けた瞬間、世界は変わっていた。
父も母も妹も、私を「知らない」と言い放ち、婚約者の隣には別の女性が笑っていた。まるで自分の存在だけが、この世界から削り取られたように。

必死に縋っても、誰も思い出してはくれない。
「昨日まで一緒にいたはずなのに」
「一緒に未来を語ったはずなのに」

私の存在を証明する唯一のものは、薬指の婚約指輪だけ。指輪に宿るかすかな温もりが、確かに“私がここにいた”ことを示していた。

孤独に突き落とされながらも、私は消えた記憶と真実を探す決意をする。
——なぜ、誰も私を覚えていないのか?
——なぜ、私だけがこの指輪を持っているのか?

やがて浮かび上がるのは、家族や婚約者の裏切りと、この国に隠された禁忌の魔術。そして私の存在を抹消しようとした“誰か”の意図だった。

これは、存在を奪われた一人の令嬢が、孤独の中で愛と真実を取り戻す物語。
消された記憶を追う果てに、彼女は“もう一度生まれる”のか、それとも本当に消えてしまうのか——。

読了後に残るのは、切なさと、もう一度愛したいという願い。

。。。
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■SF/不思議な話/ブラックユーモア
https://novema.jp/member/n1320225/bookmark-list/n10005
あらすじ
目を覚ました瞬間、私の世界は崩れ去った。父も母も、妹も婚約者も——誰一人として私を知らない。家に帰れば「どちら様ですか」と追い出され、友人に会えば「知らない人」と首を振られる。昨日まで確かにここにあった“私の居場所”は、跡形もなく消えていた。唯一残されたのは、薬指に嵌められた婚約指輪。その意味を探す旅は、愛と裏切りと記憶の秘密を暴き出す。

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