中学校卒業から、7年が経った。
今年の7月25日は中学校の同窓会があるらしい。
あの日の卒業式…
永茉を見て、改めて一目惚れした。
でも、その前から…。
永茉が悩んでいる事に気づいて、話した時から…。
結局、想いは伝えられなかったな。
୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧
「何かあったの?華鈴と…。」
「え…?」
ほぼ初めて話しかけるのに変なことを言っしまった。
やばいと思ったけど、その時は何とか上手く、かっこよくやれたような気がしていた。
そうだ、"気がした"だけだ。
それに気が付いたのは、夏祭りの時だった。
永茉、華鈴、霞は楽しそうにしている。
(仲良いじゃん)と思っていた。
海夢、叶菜、魅零が永茉たちの所に来た時は少し焦った。
そして、華鈴が海夢に手を出しかけた時とっさに体が動いていた。
「お前ら、馬鹿か!」
「恵…なんで居んだよ…!」
「…もう、止めないでよ!」
華鈴が泣きそうなのが分かった。
「なんで来たの?」って華鈴に聞かれた時「通りかかっただけ」って嘘をついた。
それを華鈴は見抜いた。
だから、ここで僕が言うと永茉が華鈴の笑顔を取り戻す事が難しくなりそうだから、「永茉に聞いて」と言ってしまった。
今、考えると僕は馬鹿だと思う。
でも、仕方なかったのかもしれない。
その後の永茉と華鈴の会話は不思議と僕を落ち着かせた。
そこで見た永茉と華鈴の笑顔は幼い子供のようだった。
可愛らしい笑顔だった。
卒業式の時は、永茉たちがあんなことをするなんて思ってもいなかった。
「「「さよならじゃなくて、またね!」」」
その言葉は、僕の心に深く刺さった。
今もずっと忘れられない。
卒業式まで想いを伝えられなかった俺には、ほんの少しの希望になっていたから。
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今年の7月25日は中学校の同窓会があるらしい。
あの日の卒業式…
永茉を見て、改めて一目惚れした。
でも、その前から…。
永茉が悩んでいる事に気づいて、話した時から…。
結局、想いは伝えられなかったな。
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「何かあったの?華鈴と…。」
「え…?」
ほぼ初めて話しかけるのに変なことを言っしまった。
やばいと思ったけど、その時は何とか上手く、かっこよくやれたような気がしていた。
そうだ、"気がした"だけだ。
それに気が付いたのは、夏祭りの時だった。
永茉、華鈴、霞は楽しそうにしている。
(仲良いじゃん)と思っていた。
海夢、叶菜、魅零が永茉たちの所に来た時は少し焦った。
そして、華鈴が海夢に手を出しかけた時とっさに体が動いていた。
「お前ら、馬鹿か!」
「恵…なんで居んだよ…!」
「…もう、止めないでよ!」
華鈴が泣きそうなのが分かった。
「なんで来たの?」って華鈴に聞かれた時「通りかかっただけ」って嘘をついた。
それを華鈴は見抜いた。
だから、ここで僕が言うと永茉が華鈴の笑顔を取り戻す事が難しくなりそうだから、「永茉に聞いて」と言ってしまった。
今、考えると僕は馬鹿だと思う。
でも、仕方なかったのかもしれない。
その後の永茉と華鈴の会話は不思議と僕を落ち着かせた。
そこで見た永茉と華鈴の笑顔は幼い子供のようだった。
可愛らしい笑顔だった。
卒業式の時は、永茉たちがあんなことをするなんて思ってもいなかった。
「「「さよならじゃなくて、またね!」」」
その言葉は、僕の心に深く刺さった。
今もずっと忘れられない。
卒業式まで想いを伝えられなかった俺には、ほんの少しの希望になっていたから。
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