件名　取り急ぎご相談です


近藤先生

商品は普通郵便で送付しました。商品券でしたので。
でもこんなことになるなら、手渡しできる方法にすればよかったと悔やまれます。
少なくとも伊藤ほのかさん宅が実在するかわかったでしょう。

もし伊藤さんからのメールがSOSだとしたら、私に出来ることはなにかあるでしょうか？
『伊藤家のメモリアル』の主人公のように誰かの監視下に置かれて身動きが取れないなどということになっていたら？
もしビジネスメールを送ってきたのが伊藤さんを監視している何者かだとしたら？
そんな気がしてきて。

始業時間にビジネスメールを開封しましたが、もうすぐ終業時間です。
本日中に返信した方がいいように思いますが、いかがでしょうか？

毛利真琴