そう言えば、さっきから奏ちゃん、ひとりでいるな…
「っ、行こう」
かなでちゃんのところまで迷わず行った。あんなかわいい子を一人にさせるわけにはいかないっ!!
「ねっ!唄野ちゃんっ!一緒にごはんたべよっ!」
「う、うん…」
急に顔を赤らめた唄野ちゃん。
でも、前髪で顔が隠れていて、あまり見えない。
しばらくの間、ボーっと眺めていたらいきなり…
「あ、あの…」
今までとはちがって、目を見開いてこっちを見てくれた。それかが、ただうれしかった。
「ん?なになに?」
「ぼくさぁ、人と話すの苦手で…でも、こうやって話してくれる人がいてうれしかった」
ハッとして少し困った顔をしながらつづけた。
「あっ、ごめんね…こんな話、困るよね…」
「ううん、そんなことないよっ、むしろ、そうやって話してくれてうれしい!!」
変なこと言っちゃったな…と反省していると、沈黙の時間がおとずれた。
けれど、そんな時間をいち早く破ったのは、唄野ちゃんだった。
「あ、あのさ…電車好きだったよね…?」
「う、うん…そう、だよっ!」
「じゃあ、好きな車両とかってある?」
車両…鉄道そのものが好きなんだよなあ…
「あっ!今は少ないけど、211系かな?四角くて、まんまるい目、あれかわいくない?」
「あぁいたしかに!!アイツもいいよね〜」
アイツって…意外と口悪いのかも?(笑)
「じゃーあ、うーちゃんは〜?」
「うーちゃん!!いいあだ名だね…!んー、ぼくは700系かな、カモノハシって言われてるけど、横にタレ目、しかも口が長い!あれもかわいくない?」
ああ、なるほど…
こんな話で盛り上がれる人ってそんなにいないからめちゃうれしい…
てか、なんかみんなから見られているような…そう考えていることが分かっているのか、よく分からないけど、いきなり言われた。
「なんか、ぼくたち、みんから注目あびてない?」
「あっそうそう、私も今そう思ってたんだよねー」
「え、本当に!?ぼくたち、考えてること同じじゃん!」
よかった…たまたま同じこと考えただけだった…
「それは、うーちゃんが学校1かわいいからじゃない!?」
「学校1なわけないって…しかも、かわいくないし、ぼくっ…!」
うーちゃんは顔を赤くして急いで答えた。
あー、かわいい…私のハートがうーちゃんに持ってかれそうになっているぜ…
「そーゆーところだって!!あーもうかわいい」
「なっ…」
顔が今までにないくらい赤くなってる…なんでこんなにかわいいのに彼氏いないんだろう…ふしぎだな…
あ、そういえば、いま、一人称「ぼく」じゃなかった…?もしかしたらそれも唄野ちゃんを引きつけるポイントかも…。
「っ、行こう」
かなでちゃんのところまで迷わず行った。あんなかわいい子を一人にさせるわけにはいかないっ!!
「ねっ!唄野ちゃんっ!一緒にごはんたべよっ!」
「う、うん…」
急に顔を赤らめた唄野ちゃん。
でも、前髪で顔が隠れていて、あまり見えない。
しばらくの間、ボーっと眺めていたらいきなり…
「あ、あの…」
今までとはちがって、目を見開いてこっちを見てくれた。それかが、ただうれしかった。
「ん?なになに?」
「ぼくさぁ、人と話すの苦手で…でも、こうやって話してくれる人がいてうれしかった」
ハッとして少し困った顔をしながらつづけた。
「あっ、ごめんね…こんな話、困るよね…」
「ううん、そんなことないよっ、むしろ、そうやって話してくれてうれしい!!」
変なこと言っちゃったな…と反省していると、沈黙の時間がおとずれた。
けれど、そんな時間をいち早く破ったのは、唄野ちゃんだった。
「あ、あのさ…電車好きだったよね…?」
「う、うん…そう、だよっ!」
「じゃあ、好きな車両とかってある?」
車両…鉄道そのものが好きなんだよなあ…
「あっ!今は少ないけど、211系かな?四角くて、まんまるい目、あれかわいくない?」
「あぁいたしかに!!アイツもいいよね〜」
アイツって…意外と口悪いのかも?(笑)
「じゃーあ、うーちゃんは〜?」
「うーちゃん!!いいあだ名だね…!んー、ぼくは700系かな、カモノハシって言われてるけど、横にタレ目、しかも口が長い!あれもかわいくない?」
ああ、なるほど…
こんな話で盛り上がれる人ってそんなにいないからめちゃうれしい…
てか、なんかみんなから見られているような…そう考えていることが分かっているのか、よく分からないけど、いきなり言われた。
「なんか、ぼくたち、みんから注目あびてない?」
「あっそうそう、私も今そう思ってたんだよねー」
「え、本当に!?ぼくたち、考えてること同じじゃん!」
よかった…たまたま同じこと考えただけだった…
「それは、うーちゃんが学校1かわいいからじゃない!?」
「学校1なわけないって…しかも、かわいくないし、ぼくっ…!」
うーちゃんは顔を赤くして急いで答えた。
あー、かわいい…私のハートがうーちゃんに持ってかれそうになっているぜ…
「そーゆーところだって!!あーもうかわいい」
「なっ…」
顔が今までにないくらい赤くなってる…なんでこんなにかわいいのに彼氏いないんだろう…ふしぎだな…
あ、そういえば、いま、一人称「ぼく」じゃなかった…?もしかしたらそれも唄野ちゃんを引きつけるポイントかも…。
