星みたいな君との淡い夏

 「ということでおはよう天音君!」
 「…なんで同じクラスに」
 
 僕の視線に映るのは、昨日の夜屋上で出会った星野あかりがいた。内心少し嬉しいような気持ちがあったが、結局はまた関わりを持ってしまうと言うことにがっかりとした。クラスで静かに過ごしていた僕に災難が降りかかるのは勘弁だった。それが彼女の存在。

 「まさか同じ学年でクラスまで同じだなんて!嬉しいな!ちゃんと関われるようになったから!」
 「僕は嬉しくないですけどね」
 「相変わらず冷たいなぁ。昨日話して少しは仲良く慣れたと思ったんだけど」
 「昨日も言った通りこれが普通です」

 彼女はムッとした表情に変わり、頬をぷくっと膨らませてこちらを見ている。

 「別に仲良くなってないとは言ってないですよ」
 「え!ほんと!」
 
 彼女の顔は急に花が咲いたかのように笑顔を見せ、いつもの彼女へとまた戻っていく。えへへと笑う彼女を前に、この時間はいつも静かに過ごしていて誰かと喋ると言うことがなかったから少しほんのりとした気持ちになる。会話が好きなわけではないが、彼女と話しているとなぜか特段嫌ではないと感じる。むしろ小鳥のような綺麗な声が心地良くも感じる。

 「天音君これから関わることも増えるんだし連絡先教えてよ!」
 「え」
 「嫌なの?」
 「嫌ではないといったら嘘になるけど…星野さんには沢山友達がいるんですからそちらにいけばいいじゃないですか」

 一時間前、彼女は転校生として自分のクラスに来た。流石陽キャと言わんばかりのコミュ力を発揮し、いろんな人と既に打ち解けていた。自分とは真反対の存在の彼女は想像通り、クラスの中で輝きを見せている。

 「だって昨日の夜君を輝かせるって約束したでしょ?」
 「了承した覚えはないんだけどな」
 「まぁまぁ」

 やっぱりこの人とは合わないかもしれないと思いつつもこの現状を受け入れていくしかないということに少し不安を覚える。この人がいるクラスでこれから先を考えると想像しただけで鳥肌が立つ。そのくらいには恐ろしい

 「じゃあ、