君に出会った放課後、夕陽の教室で私は少しだけ救われた

校舎が近づくにつれて、人の声が増えた。

朝日が昇りきり、影が短くなる。

私は制服の袖を直しながら、歩調を少し緩めた。

颯太は気づかず、一定の速度で歩く。

けれど時折振り返って、ちゃんと私を待ってくれている。

その仕草が妙に優しくて、胸が温かくなる。