君に出会った放課後、夕陽の教室で私は少しだけ救われた

玄関のドアを開けると、冷たい空気が全身を包んだ。

吐く息が白い。

心の中で小さくつぶやく。

「今日は……頑張る。」

歩き出すと足音がコツコツ響く。

通学路は朝日に照らされている。

制服の袖を伸ばし、鞄を握る手に力が入った。

信号の向こうに、自転車で通り過ぎる友達の姿。

笑い声は遠くて、少し眩しい。

視線を下げると歩道の影が長く伸びていた。