「おつかれ」 その一言が、妙に嬉しかった。 誰かに頑張りを認めてもらえるのは、こんなにも軽くなるものなのか。 母の笑顔や父の沈黙とは違う、同じ場所に立つ人からのささやかな労い。 胸の奥に小さな光がともるようだった。