階段を降りると、窓の向こうにオレンジ色の空が広がっていた。

暮れゆく空はどこか未来への橋のように思えた。

どんなに小さな歩みでも、進めるなら進みたい。

そんな想いが心に芽を出し、背中をそっと押していた。