窓の外から聞こえていた運動部の声はもう遠く、小さな風の音だけが耳に届いた。

夕暮れの空気は冷たいのに、不思議と落ち着いた気持ちになる。

明日もきっと辛い日が来るだろう。

けれど、その中で支えを思い出せる気がした。