君に出会った放課後、夕陽の教室で私は少しだけ救われた

分かれ角で、約束を一本増やす。

「入学まで、毎日三行」

——「了解」。

短い言葉は、鍵になる。

外れない鍵を胸にしまう。

風はまだ冷たい。

けれど、背中はもう寒くない。

家路の道が、いつもよりまっすぐに見えた。