君に出会った放課後、夕陽の教室で私は少しだけ救われた

「おめでとう」

短い声。

「ありがとう」

息が整う。

「そっちは?」

少しだけ間があって、「受かった。——一緒だ」

胸の奥で何かがほどける。

目の前の道の幅が、音を立てずに揃う。

紙コップを買い、ベンチに腰を下ろした。