シャーペンを握っていた手に力が入らず、ペン先がページに小さなシミをつけただけで止まる。

次の瞬間、私はそのまま机に突っ伏した。

冷たい木の感触が頬に伝わる。

ノートの隅に記された日付が目に入るたび、胸の奥がぎゅっと締めつけられる。

入試まで、もうあと数か月しかない。