鞄から参考書を出しかけて、結局やめた。
「どうした?」
「少し休みたくなっただけ。机に向かうの、今日はもう十分頑張ってる気がして。」
颯太はベンチの背にもたれかかり、空を見上げる。
「真面目だよな。……でも、たまにはいいか。」
その横顔に、不思議な安心感があった。
「どうした?」
「少し休みたくなっただけ。机に向かうの、今日はもう十分頑張ってる気がして。」
颯太はベンチの背にもたれかかり、空を見上げる。
「真面目だよな。……でも、たまにはいいか。」
その横顔に、不思議な安心感があった。

