塾に着く前、颯太が立ち止まった。

「甘いの、食ってから行かない?」

唐突な提案。

だけど心が弾む。

「……いいね。」

自然に答えた。

小さなカフェに入り、席につく。

窓際に並んで座る。

メニューを開くと、文字が踊って見えた。