日曜の朝。窓から差し込む光がやわらかい。

布団の中でスマホを手に取ると、通知がひとつ。

「今日、何時に行く?」

――颯太からだった。

それだけで、胸が少し温かくなる。

まだ返事をしていないのに、頬が緩む。

「午後一時くらい。」

そう打ち込んで、送信した。

画面を閉じても、胸の奥で何かが動いていた