教室に戻る途中、颯太がふいに話す。 「模試、結果どうだった?」 息が詰まる。 でも「まあまあ」と答えた。 「まだ時間あるし、絶対伸びるって。」 根拠はない。 でもその声はまっすぐだった。 胸に静かに響いた。