足音が近づき、やがて扉がきしむ音が響いた。 反射的に顔を上げると、夕陽を背にした影が立っていた。 逆光に包まれ、表情は見えないのに、胸の奥がざわついた。 静まり返った教室で、その存在だけが異質な光をまとっているように思えた。