君に出会った放課後、夕陽の教室で私は少しだけ救われた

廊下を歩くと、足音がやけに響いた。

教室のざわめきが遠ざかる。

昇降口で靴を履き替えると、外の空気は少し冷たかった。

駐輪場の方を見やると、颯太の姿。

誰かと話している。

遠くてもわかる。

背筋が伸びた。