君に出会った放課後、夕陽の教室で私は少しだけ救われた

チャイムが鳴った。

終わりを告げる音。

鞄を持つ手が少し汗ばんでいた。

「放課後、塾行く?」

友達が聞く。

「うん。」

そう答えた声が自分でも明るく聞こえた。

机を片付ける指が少し早くなる。