「多分、委員会決めとか、掃除当番決めだろうな」

「なぜ分かる」

「小も中も高も似たもんだろ」

「なるほどね」

「じゃ~給食当番もやな」

「バカか。弁当持ってきただろ」

「ふん! ワイは学食500円やで」

「別に、大人っぽくないぞ~」

「ところで、何委員長になりたい?」

 僕と時雨に強風が吹いた。

「え、委員長? いきなり!」

「そうやで。未来を考えてみた結果やん」

「委員長は無理だな、て言うか、大将お前は一生、平止まりだな」

「し、失礼な! 生徒会長になってやらぁ~」

「大将くん生徒会長、目指してるんですか!」

「そんな、意外そうな顔すんなや、傷つくやで」

「いや、政宗の反応は正しい」

「なぜだ!」

「お前が生徒会長になったら学校が潰れる」

「公立なのに!」

 ……。

 そこんとことか、分かってんだな~。

「でもな。公立でも定員割れで廃校とかも将来ありえるぞ」

「俺が生徒会長になったら、そりゃもうたくさん人が来る」

「根拠は?」

 ……。

「根拠はなんですか?」

 ……。