男子高校生たち

 何にするか迷うなぁ~

 学級委員、体育、文化、保健、風紀、放送、飼育……。

 武雄先生がカツカツと音を立てながら黒板に縦文字を横に並べ、書いていく。

「政宗はなににするんや」

「僕は、無難に図書委員とかかな。静かそうだし」

「そっか。俺は目立ちたいから、放送とか」

「大将くんっぽいね」

「時雨は?」

「俺は残りものでいい」

「ほんと、自主性が無いな時雨は」

 相変わらずといった様子でやれやれと首を振る大将。

 時雨は別にという様子である。

「放送委員は人数オーバーだじゃんけんしてくれ」

 武雄先生の声が響く。

「勝ってきますよ!」

 じゃんけんで勝利しやすくなるという、手で穴を作って覗くポーズをする大将。

「見えた、チョキだ。バーン」

 にやっとして後ろの集団に行った。

 図書委員は、不人気銘柄で大丈夫のようだ。

 ――――。

 結果!

 僕は図書委員会。

 で、時雨くんが、学級委員長。

 そんで、大将くんが飼育委員会になった。

「で、言うことは?」

 大将が聞く。

「どんまい」

 と大将の肩に手を置いた僕。

「いいもん。ニワトリ育てて卵産ませて、生産者の顔に選ばれて見せる!」

「この学校、ウサギだぞ」

 学級委員長の時雨がそっと付け加えそっと席を立ち、先生の代わりに教壇に立った。

「掃除当番決めるぞ」

 時雨が指揮をしていく。