2025-08-14
『花火』
思い出す回数は減ったけど
きっと出会ってしまえば私。
あの頃の恋心がまた芽生え
あなたに恋してしまうから。
出会わないように祈り続ける。
楽しかった過去だけが残る街。
1人で歩いているはずなのに
あなたと歩いている様に思う。
どうやら今夜は騒がしい。
花火があがる日のようだ。
2人だけが知る場所から
花火を見た記憶が浮かぶ。
その場所へと歩みを進めて
1人で花火を見ようと思う。
あなたもその場所に来ていて
一緒に見れました、みたいな。
ハッピーエンドは叶うわけもなく。
1人で眺める花火に儚さを感じる。
あなたもどこかでこの花火を
見ているのではないかと思い。
切なくて泣いてしまった、私。
涙で視界が滲み、見えなくて。
階段を踏み外して転びそうになる。
「あ、」と体を支えてくれる男性。
「ありがとうございます」とお礼を言い
恥ずかしくてそのまま帰ってしまったが。
スマホを確認すると一通の連絡が
あなたから久しぶりに届いていた。
もう1年は話していなかったのに
「大丈夫だった?」と書かれてて。
「大丈夫じゃない」と返信をした。
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『花火』
思い出す回数は減ったけど
きっと出会ってしまえば私。
あの頃の恋心がまた芽生え
あなたに恋してしまうから。
出会わないように祈り続ける。
楽しかった過去だけが残る街。
1人で歩いているはずなのに
あなたと歩いている様に思う。
どうやら今夜は騒がしい。
花火があがる日のようだ。
2人だけが知る場所から
花火を見た記憶が浮かぶ。
その場所へと歩みを進めて
1人で花火を見ようと思う。
あなたもその場所に来ていて
一緒に見れました、みたいな。
ハッピーエンドは叶うわけもなく。
1人で眺める花火に儚さを感じる。
あなたもどこかでこの花火を
見ているのではないかと思い。
切なくて泣いてしまった、私。
涙で視界が滲み、見えなくて。
階段を踏み外して転びそうになる。
「あ、」と体を支えてくれる男性。
「ありがとうございます」とお礼を言い
恥ずかしくてそのまま帰ってしまったが。
スマホを確認すると一通の連絡が
あなたから久しぶりに届いていた。
もう1年は話していなかったのに
「大丈夫だった?」と書かれてて。
「大丈夫じゃない」と返信をした。
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